ビルドマッスルHMBの嘘と真実を徹底検証!本当に期待できる効果を解説
話題のサプリメント「ビルドマッスルHMB」。人によってはダイエットに良いだとか、筋力をつけるのにはプロテインより効果的だ、などという噂も耳にします。
果たしてこの話題のサプリメントは本当に噂通りのモノなのかを色々と検証してみました。これからビルドマッスルHMBを飲む方や、ビルドマッスルHMBに興味のある方は、是非参考にされてみてはいかがでしょうか。
1.ビルドマッスルHMBとは?
「ビルドマッスルHMB」というサプリメントを知っていますか?
最近話題のサプリメントで、人気テレビ番組のアメトーク「ゴールドジム芸人」の企画で話題になったサプリメントがこの「ビルドマッスルHMB」です。
実際にその回の放送のアメトークを見た人の中には、「そんなシーンはなかったぞ?」という方もいるとは思いますが、実はゴールドジムの扱うサプリメントの中に「HMB」を使用したサプリメントは含まれていないことと、あくまでゴールドジムの企画ということからそのシーンはカットされており、実際にオンエアには乗らなかったそうです。
この「ビルドマッスルHMB」というサプリメントは、公式的な説明によると「筋肉の分解を抑え、筋力アップをサポートするHMBとBCAA、グルタミンをバランスよく配合したサプリメント」とのこと。
このあまり聞きなれない「HMB」という成分ですが、実は数多くの実験や研究によって、優れた効果が確認され、注目されている成分のひとつと言われているのです。ここでは、その「ビルドマッスルHMB」および「HMB」について詳しく説明させていただきます(以下の参考サイト検証結果に基づき解説していきます)。
参考サイト(HMBの効果を検証している海外サイト)
2.ビルドマッスルHMBの効果的な飲み方
サプリメントである「ビルドマッスルHMB」の効果的な飲み方ですが、まず第一に製品パッケージに記載してある摂取量を守って服用してください。
「ビルドマッスルHMB」の製品パッケージには一日4粒を目安にと記載されていますので、一日の摂取量は4粒としましょう。
HMBの適切な摂取量は、様々な実験などによって導き出された量になっています。
実際にHMBを適切に摂取して筋トレをおこなった場合と、過度にHMBを摂取して筋トレをおこなった場合を比べてみると、適切な量を摂取した場合の方が筋肉量の増量が大きいという実験データも発表されています。
また、「ビルドマッスルHMB」を摂取する適切なタイミングですが、プロテインなどを摂取するのに最も効果的なタイミングはトレーニング後とされていますが、「ビルドマッスルHMB」もトレーニング後の摂取がおすすめ。
トレーニング後にHMBを摂取することで、効率よく損傷した筋肉に栄養を届けることができるというのがその理由と言われています。
3.ビルドマッスルHMBで期待できる効果
まず、HMBには筋肉増加効果があると考えられており、トレーニングと併用して摂取することで、筋肉増加が期待できます。さらには、筋肉を増加だけでなく、筋肉量が減少するのを抑制のに効果を発揮すると考えられています。そして、最後はトレーニングによって傷ついた筋肉細胞の修復の効果への期待が挙げられます。
筋肉は傷つくことで、次に同じような負荷を耐えるために、以前よりも強靭に修復するという性質を持っています。
つまり筋トレをおこなうということは、筋肉を傷つけ、修復することで、筋肉を成長させることと言えるのです。その際の筋肉の修復をサポートする点において、HMBが効果があると考えられているのです。
(画像はクレアチンの顆粒)
また、「ビルドマッスルHMB」には含まれていませんが、HMBはクレアチンと一緒に摂取することで、さらなる効果が期待できると言われています。
クレアチンとは、タンパク質の一種になり、筋肉の基となるタンパク質とは異なるもので、筋肉を動かすために必要とされるタンパク質のことです。
つまり、日頃からクレアチンを摂取することで、筋肉により負荷のかかるトレーニングが見込めるということになるのです。
4.ビルドマッスルHMBの口コミでの評価
「ビルドマッスルHMB」を紹介しているサイトによっては、誰にでも効果が現れる奇跡の薬のような説明をされていることろもありますが、実際に服用した人の口コミを見てみると、やはり効果を実感したという人もいれば、期待していたほどの効果を実感できなかったという人もいるようです。
そういった人たちの口コミを見てみると、比較的、日頃からトレーニングをしておらず、「ビルドマッスルHMB」を飲みはじめてからトレーニングをはじめた、という人のほうが高い効果を実感しているようです。
実はHMBの研究結果でも、日頃本格的なウエイトトレーニングをおこなっていない人の方が効果を得やすいという結果も確認されており、それとは逆に、普段から本格的なウエイトトレーニングをおこなっている、アスリートのような人はHMBを摂取してもさほど有益な効果を得られなかったという結果に終わっています。
つまり、このような結果からも「ビルドマッスルHMB」は、日頃からトレーニングをおこなっている人よりも、トレーニングをあまりおこなったことのない人の方がおすすめできるサプリメントだと言えるでしょう。
ただし、当然のことですが、前述で説明したようにトレーニングによって「筋肉を傷つけ、修復することで、筋肉を成長させる」ことが大事ですので、トレーニングもおこなわずに「ビルドマッスルHMB」を飲んでも効果がなかったというのは当たり前のことなので注意しましょう。
5.ビルドマッスルHMBの危険性や副作用
基本的に「ビルドマッスルHMB」は医療品ではなく、サプリメントです。
サプリメントは医療品とは違い、日頃の食生活で不足しがちな栄養素を補うことを目的としているもので、病気などの治療や改善を目的としていません。
そのため、基本的には食品として問題のない成分が使用されていますので、副作用などの心配はないとされています。
ただし、当然ながら私たちが日々食事を摂る上でも、ひとつの成分や栄養素を摂りすぎるということは決して体に良いこととは言えません。
そのため、サプリメントとは言えど、しっかりと決められた容量も守って服用するこが大切だと言えます。
6.ビルドマッスルHMBを利用した体験談
実は私自身も「ビルドマッスルHMB」を約二か月ほど服用しています。
元々日頃から全く運動をすることがなく、仕事もデスクワークのため、恐らく同じ年代の男性に比べても筋肉量はかなり少ないのでは?という人間でした。
現在「ビルドマッスルHMB」を服用しながら、毎日寝る前にトレーニングをおこなっています。
もちろん、何時間も本格的なトレーニングをおこなっているという訳ではなく、腕立て伏せや腹筋、背筋、スクワットを毎日自分の限界までおこなっています。
さすがに目に見えてムキムキになりました!とは言えませんし、一概に「ビルドマッスルHMB」を飲んでいるからとは言えませんが、予想以上にトレーニングの限界の回数が増えているのは実感しています。
7.ビルドマッスルHMBのメリット・デメリット
ひとつ勘違いしてはいけないことは「ビルドマッスルHMB」は決してダイエットをサポートするためのサプリメントではないということです。
「ビルドマッスルHMB」は筋肉の増量や筋肉の減少の抑制に効果を期待されるものですので、痩せるというよりは「筋肉の減少を抑えることで筋肉量を増やし、体脂肪を落とすことを目指せる」と言った表現の方が正確だと言えます。
そのため、単純に体重を落としたいという方は「ビルドマッスルHMB」を服用するよりも、置き換えダイエットや糖質ダイエットのように食事制限をおこなうほうが良いと言えるでしょう。
しかし、食事制限では脂肪だけでなく筋肉まで失われることになります。
そのため、体重を減少させるだけでなく、トレーニングを行いながら筋肉量を維持し、体脂肪を減らして引き締まった体を目指す方には「ビルドマッスルHMB」は試してみる価値はあるでしょう。
また、身体の筋肉量を増やすことは代謝を良くし、太りにくい身体を作ることにも繋がります。
まとめ
このように、「ビルドマッスルHMB」は、「飲むだけで筋肉量を増やしたい」という方や、「楽して痩せたい」という方にはおすすめできませんが、日頃からトレーニングをおこなっておらず、これからある程度のトレーニングをおこないながら、引き締まった体をつくりたいという方にはおすすめだと言えそうです。
健康のためにも日々のちょっとしたトレーニングを習慣付けようと考えている方は、是非一度試してみてはいかがでしょうか。