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筋トレで抜け毛が増える?増えるとしたらその理由を解明します

投稿日: 2018年04月30日

額の生え際 抜け毛を気にする男性

筋トレ愛好者には抜け毛が多いことを気にしている人が少なくありません。抜け毛が多いことで、薄毛になったり、いずれはげてしまうのではないかと心配するからです。

筋トレをしていない人でも抜け毛を気にする人がいますが、筋トレをすると抜け毛が増えるという説があることで余計に気になるようです。そこで、筋トレをすると本当に抜け毛が増えるのかについて検証してみたいと思います。

正常な抜け毛と異常な抜け毛

筋トレと抜け毛の問題を考える前提として、まず抜け毛とはどういうものなのかを確認しておきましょう。

人間の頭髪の平均値は10万本

人間の頭髪は平均で10万本ぐらいです。平均ですから、10万本よりはるかに多い人もいればかなり少ない人もいることになります。髪の毛の量というのはかなり個人差があることは周りの人たちを見ればよくわかると思います。髪の毛が少なくて悩む人がいる一方で、髪の毛が多過ぎて困っている人もいます。

贅沢な悩みのようにも思えますが、髪の毛が多過ぎれば、洗った後もなかなか乾かないとか、女性が髪をセットしても多過ぎてまとまらないなど、問題がないとも言えません。

男性であれば凄く短くしてしまえばいいですが、女性の場合は短くするにも限界があるでしょう。

1日に抜ける本数は50本から100本ぐらいが正常

健康体の人間でも髪の毛は毎日50本から100本ほど抜けます。人間の細胞が時刻々と入れ替わるように、髪の毛も古いものから抜けて新しく生え変わります。

この生え変わる本数が1日に50本から100本ほどということですが、意外に多いと思われるのではないでしょうか。

この50本から100本というのは頭髪が10万本ある場合の平均値です。頭髪数が20万本の人であれば1日に200本抜けても同じ比率になりますから問題なさそうです。

しかし、頭髪が5万本の人だったらどうでしょう。平均値の半分の頭髪数で、毎日50本から100本抜けるとしたら、比率で言えば平均の倍ということになりますから、少々問題がありそうです。

髪の毛が長いほど抜け毛が目立つ

抜け毛が気になる場合、髪の毛の長さも関係しているのではないでしょうか。同じ抜け毛の本数だとしても、1本1本の長さによって見た目のインパクトがかなり違います。

長さ5センチの抜け毛100本と30センチのもの100本を比べた場合、長い方がはるかに多く抜けているように見えるでしょう。

髪の毛の寿命

髪の毛にも当然ながら寿命があります。1本の髪の毛の寿命は3年から5年ほどだと言われています。1日に0.3ミリから0.5ミリ伸びて、1ヶ月に1.2センチほど伸びるのが一般的です。

抜け毛が多い人は本来の寿命よりも早く抜けてしまっている可能性が高いです。髪の毛は寿命が来れば自然に抜け落ちますが、寿命のサイクルよりも早く抜け過ぎていれば問題です。

髪の毛が抜けないのも問題

髪の毛が必要以上に抜けるのは問題ですが、抜けないのも問題になる場合があります。

寿命が来て、本来なら抜けるべき髪の毛が抜けないでいると、同じ毛穴で生えることを待っている髪が外に出て来れません。抜けるべき髪の毛が抜けないことで髪の毛の成長を阻害してしまうとなると、これも問題です。

筋トレと抜け毛の関係

次に、筋トレとの関係で抜け毛が多くなる原因を考えてみたいと思います。筋トレと抜け毛の関係はなかなか複雑です。

オーバーワーク

筋トレにつきものなのがオーバーワークです。筋肉を発達させようと熱心であるほど追い込み過ぎたり、トレーニングの量が多過ぎたりしてオーバーワークになることが多いです。オーバーワークは筋肉だけでなく体全体に過剰に負荷がかかった状態です。体に負担がかかっていれば、頭髪への影響も少なくありません。

オーバーワークというのは、筋肉だけの問題ではなく、神経系統や内臓にも大きな負担をかけます。

筋トレは筋肉だけの個別の問題だと思いがちですが、内臓や神経系統を含む総合的なものです。そして、疲労回復のプロセスは筋肉から回復して、神経、内臓の順番で回復します。

なかなかに大変なプロセスでやっと超回復現象に辿り着きます。この複雑なプロセスの過程で間違いが起きるのがオーバーワークです。体全体に影響がある以上、頭皮やその先の髪の毛にも影響して、抜け毛の原因になります。

食生活の問題

髪の毛の材料は筋肉と同じようにタンパク質です。そのため、抜け毛を防ぐには食事やサプリメントで十分にタンパク質やカルシウム、ミネラルなどの栄養素を摂取する必要があります。抜け毛について考えるなら、必要な栄養が足りているかだけでなく、脂質が過剰になっていないかもチェックすべきです。

脂質が多過ぎると、どうしても体や頭皮が脂性になりやすいです。そうなると、毛根に脂が溜まりやすくなります。いくら洗髪しても、もともと脂が溜まりやすければ、洗髪が追いつきません。根本的に脂性にならないように脂質が過剰にならないように気をつけましょう。

洗髪が足りない

筋トレはかなりハードな運動ですから、かなりの汗をかきます。汗をかくのは体だけではなく頭皮も同じです。

抜け毛が多い人はむしろ頭皮の方が発汗量が多いぐらいです。

筋トレの後で汗をそのままにしておくと、髪だけでなく毛根の汚れが溜まってしまって、抜け毛の大きな原因になります。

筋トレをしている人で抜け毛が気になるのであれば、トレーニングの後の洗髪が足りているかをチェックしてみましょう。

洗髪の仕方が間違っている

ジムでトレーニングした後にシャワーを浴びて、洗髪するところまでは多くのトレーニーが行なっているところですが、洗髪の方法が間違っていれば、抜け毛の原因になります。せっかく洗髪しているのに方法が間違っていたら意味がありません。

よく洗っているつもりでも汚れが落ちないような洗髪方法でやっていることがあります。洗い方が雑だったり、頭皮や毛穴の汚れが落ちないような方法では洗っているようで、汚れが十分に落ちません。

シャンプーの選び方に問題がある

洗髪の仕方自体には問題がなくても、シャンプーの選び方が間違っていると抜け毛の原因になり得ます。シャンプーでも石油系の原料のものでは、髪の毛や頭皮を痛めますから抜け毛につながりやすいです。シャンプーを選ぶときは髪の毛や頭皮に優しい植物系のものを選ぶようにしましょう。

植物系のものだけでなく、最近は毛根に栄養を与える育毛系のシャンプーもあります。育毛系のシャンプーであれば、劇的な効果がないまでも、髪の毛の保護に効果的です。試してみる価値があるでしょう。

筋トレ自体がストレス

精神的なストレスは抜け毛の大敵です。何をストレスに感じるかは人それぞれですが、ひどい場合には単なる抜け毛どころか円形脱毛症になったりします。脱毛症となると立派な病気ですから、生活習慣を見直すぐらいでは済みません。病院で治療が必要なレベルになりますから、そうなる前に解決しましょう。

仕事や人間関係がストレスになるというのはよくある話ですが、筋トレ自体がストレスになることもあります。筋トレは本格的にやればかなりきつい運動ですし、進歩したいという気持ちが高じるとそれがストレスになる危険があります。

睡眠不足

睡眠不足も抜け毛が増える原因になります。筋トレで重要なのが疲労回復ですから、睡眠不足は筋トレ効果の点でも問題です。

睡眠の質というのは時間の長さでは必ずしも決まりません。時間としては足りていても眠りが浅ければ、睡眠不足になることがあります。時間よりも眠りの深さの方が重要です。しかし、時間も十分で、かつ眠りも深いというのが理想です。

直射日光を浴び過ぎている

直射日光を浴び過ぎることは皮膚ガンの危険もありますが、頭皮の汗の量が増えることで抜け毛を増やす原因になります。

筋トレをしている人は日光浴をして肌を焼くことがありますが、直射日光で焼くよりも日焼けサロンの方が安全です。

日焼けサロンは料金がかかりますが、皮膚ガンになる危険が少ないのがおすすめです。しかし、いかに日焼けサロンであっても、汗を大量にかくことには変わりありませんので、しっかりと頭皮や頭髪を洗わないと抜け毛の原因になるので注意しましょう。

まとめ

筋トレと抜け毛の関係について検証しました。筋トレで抜けが増えるとしたら、上記で検証したように、洗髪の問題、栄養、オーバーワークの問題が大きいです。これは他のスポーツを比べて大差ありません。むしろ野球のように帽子をかぶることで頭皮が蒸れる競技の方が抜け毛につながる可能性が高いと言えます。しかし、筋トレも生活習慣と合わせて気をつけないと抜け毛が増える危険があることに変わりありません。

抜け毛は1日50本から100本ぐらいであれば正常ですが、それを大幅に超えるようであれば、何か問題があるのではないかと考えるべきです。脱毛症のような明らかな病気なら、筋トレとの関係性を超えていますが、正常な範囲内であれば、対処法があります。

筋トレの後の洗髪を正しい方法でしっかり行なうこと、髪の毛の材料になるタンパク質などの栄養をしっかり摂取すること、オーバーワークを避けるようにすること、休養を十分に取ることなど、筋トレを行なう上で必要なことを守ることが抜け毛対策になります。

もうひとつは、あまり神経質にならないことです。

髪の毛はある程度は抜けるものだと大らかに構えていた方がかえって抜け毛が減ります。いつも抜け毛のことを気にしているようでは、それがストレスになって、かえって抜け毛が増えてしまうでしょう。