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筋トレ前後のビール(アルコール)摂取が及ぼす6つの悪影響

更新日: 2016年12月24日

ビール

筋トレを行っている最中はビールは避けるべきと言われる理由とは?

筋トレ後の「ビール」というのは、特に汗をかいた時にはいつも以上に美味しく感じ、ついつい飲み過ぎてしまいがちです。

しかし、筋トレ後にビールを飲むというのは、良くないと言われています。

今回は、筋トレ前後にビール(アルコール)を飲むことによる6つの悪影響と適量の飲酒量について詳しく解説していきます。

筋トレ前後にビールを飲むことの悪影響

1.男性ホルモンに影響を与える

筋トレの効果に大きく関わるホルモンの一つに“テストステロン”と呼ばれる男性ホルモンがあります。

このテストステロンが働くことによって、筋肉が発達していくのですが、ビールのようなアルコールを飲むことで、テストステロンの分泌を妨げてしまい、せっかくの筋トレの効果を小さくしてしまうのです。

2.筋肉に大きく関わるタンパク質を分解する

たんぱく質

まず、筋肉はタンパク質からできているということを頭に入れておいてください。

人は皆、ストレスを感じた時や空腹となった時等に分泌されるホルモンがあるのですが、実はビールのようなアルコールを飲んだ時にもこのホルモンが分泌されます。

人は、空腹といった軽い飢餓状態となると筋肉の元となっているタンパク質から糖を作り出し、その状態を乗り切ろうとすると言われています。

ということは、筋肉を成しているタンパク質も失われてしまいますので、筋トレを行った効果も薄れるということは言うまでもありません。

3.内臓の疲労に追い打ちをかける

肝臓 イラスト

筋トレを行った後というのは、体が疲れているのは間違いありませんが、内臓も疲労しているということを忘れてはいけません。

人がアルコールを飲んだ時にその分解を行っているのは肝臓であり、アルコールを飲み続けることによって、肝臓が休まる時がなくなってしまいます。

また、肝臓は私たちが活動するためのエネルギーを送り出している臓器とも言われていますので、肝臓が疲労しすぎることでそのエネルギーが上手く送り出せなくなるため、体の疲労感が抜けなくなってしまうのです。

これは、筋トレをしている人以外にも重要なことでありますが、筋トレをしている人であれば疲労感が抜けないことで筋トレをする意欲を失ってしまうことも考えられますので、ビールの飲み過ぎには十分気を付けましょう。

4.筋肉の回復に影響を与える

筋肉疲労の様子

筋トレをして筋肉量がアップするのは、筋肉に負担をかけることで筋肉に傷が付き、それを治そうとする際、今度はそのような負担がかかっても大丈夫なようにするため、以前より強い筋肉が作られる仕組みとなっています。

傷が付いてしまった筋肉は数日間で治るものと言われていますが、当然、筋肉を治すためにもエネルギーが必要ですので、肝臓の力も必要となってくるわけです。

その時に肝臓がアルコールの分解のために働いていたのでは、筋肉が治る日数にも影響を与えてしまうのは言うまでもありません。

さらに言えば、ビールを飲み過ぎてしまうことによって、次の日に二日酔いとなり、それにより筋トレをしたくてもできないという最悪の状況も考えられるのです。

5.筋トレをする前なら大丈夫?

運動前にビールを飲む男性

ここまでは筋トレをした後のビールについてお話してきましたが、では、筋トレをする前に飲んでしまえばいいのでは?と普段からビールを飲んでいる方は思われるかもしれません。

しかし、これも実は良くないとされていて、人はビール(アルコール)を飲むことで判断が鈍るとされているからです。

これは、アルコールを飲んだ後は自動車を運転してはならないと言われているのと同じ理屈であり、アルコールを飲んだ後に筋トレをしてしまうと、判断が鈍ることでいつも自分がやっている以上の負担をかけてしまう危険があります。

そうなれば、翌日起きた時に体が異常に痛く感じる等で、筋トレどころではなくなってしまうのです。

また、人はアルコールを飲むことで尿の排出によってたくさんの水分が失われます。アルコールを飲んでいることでいつも以上の筋トレをしてしまい、汗を大量にかくことによって、脱水症状を起こす危険もあるとされているのです。

したがって、筋トレをする前でもビールは控えるべきだと言えるでしょう。

6.脂肪が付き過ぎてしまう危険がある

お腹周りに脂肪がついた様子

筋トレというのは決して楽ではなく、筋トレ後は汗を大量にかくという人も多いかと思われます。

そのような状況で飲むビールは筋トレをした人にしか分からないぐらい、美味しく感じるものですから、ついつい飲み過ぎてしまうのです。

ところが、ビールはアルコールの中でもカロリーが高めとされていますので、ビールを飲み過ぎることで、太ってしまうのは間違いなく、その上中性脂肪も付いてしまうため、せっかく筋トレを行って引き締まった体となるものが、それとは逆の体型となってしまいますし、別の病気の危険も出てきてしまいます。

どうしてもアルコールが欲しい時は?

筋トレというのは決して楽ではないことから、ちょっとした息抜きのようなことをしない限り、続けられないという場合もあるでしょう。

息抜きというのは人によって違うものであり、それがビールのようなアルコールを飲むことだという方もいらっしゃるかと思われます。

そのような場合は、ここまでとお話と矛盾するようですが、少しのアルコール(ビール等)であれば飲んでも構いません。

具体的には、ビールであれば、500ml缶一本、焼酎であれば110mlが一般的に見ても適量とされているので、これぐらいで抑えられるのであれば飲んでも良いと言えます。

ウイスキー

ただ、できればビールは避け、焼酎を水割りにして飲む方がカロリーの面、アルコール度数から考えてもよいのは間違いありません。

その他、カロリーが低いアルコールとしては、ジン、ウイスキー、ウオッカ等が挙げられます。

ちなみに、焼酎も含めたこれらのアルコールはあの“ライザップ”に通われている方でも多少の量であれば認められていて、糖質の量が基準とされており、やはりビールは認められていないようです。この点からも筋トレ中は可能な限り、ビールを避けた方がよいことが分かります。

終わりに

ここまで、筋トレとビールの関係について色々とお話してきましたが、いかがだったでしょうか?

運動不足の解消等といった比較的軽い気持ちで筋トレを行っている方であれば、筋トレ中にビールを飲むのは問題ありませんが、本当に心の底から筋肉を付けたくて筋トレを行っている方の場合、ビール等のようなアルコール類は飲みたくても極力避けるべきです。

理由は、筋トレの効果を減少させてしまう等といったことですが、それでもどうしても我慢できない時は、無理に我慢をせずに摂り入れた方が精神的な面や途中で挫折しにくくなるといった点からも良いかもしれません。

ただ、その場合は筋トレの効果に多少なりとも影響を与えるということも忘れないでください。

しかし、絶対に避けてほしいのが筋トレ前のビールであって、これは先ほどもお話した通り、ビールのアルコールによって、必要以上のトレーニングを行ってしまう危険性があるからです。

そして、筋トレというものは正しいやり方をしないと効果が出ないばかりか、自分の体を傷める結果ともなりますので、くれぐれも無理はせず、規則正しいトレーニングを行っていくことを心がけてください。